リフォーム施工例
戸建て二階部分リフォーム工事
 
2部屋を3部屋にする

①養生

リフォームの作業中に、傷や汚れを防ぐために、2階までにつながる玄関から階段、 作業場所になる箇所などにブルーシートなどを使い保護を行います。
階段の一段一段のサイズに合わせ、プラスチックのボードをカットして設置していきます。
真夏の作業ですので、養生だけでも汗が噴き出してきます。

②解体

2つの部屋の間にあった、押し入れ部分や、廊下につながる壁などを解体していきます。
壁や床板など、現状のまま残すところもあるため、採寸をしながら慎重に作業していきます。

力任せに柱や壁を外そうとしても、なかなか壊れません。
しっかりとし固定してあるので、大工さんが状態を確認して切れ目を入れたり、くぎを抜いたりして そのあと、力任せに柱や壁を外します。
リフォームの場合は、ご自宅にご家族様がいらっしゃいます。
『きっと、びっくりしていらっしゃるだろうな』、と、思うほど、大きな音がしました。

柱などに使われていた木材や、壁に使われていた壁紙、ボードなど多くの廃棄物がありました。
掃除担当の私は、袋(ガラ袋といいます)に入れていきました。
壁に使われているプラスターボードは、大きいものは割って袋に入れていきます。
左手でプラスターボードを斜めに持ち、生きていくための最低限の筋肉しかついていない、 私のパンチでも割ることができました。こんなに簡単に!とびっくりしながら作業をしていきました。

一度に解体するのではなく、順番を追って作業を行っていきます。
私は、大工さんたちの後ろで邪魔にならないようにしながら、片づけをしていきました

③柱・下地

部屋を仕切る壁を作るため、壁の下地となる柱を立てていきます。

新しく柱を立てていくところには、印をつけていきます。
印のつけ方にも、いろいろな方法があるりました。
私でも知っていた墨つぼを利用していましたが、蛍光色で大変見やすくなっていました。
大工さんが仕事しやすいように道具も変わっていっているんだ、と思っていた矢先に

レーザー墨出し器(ネット検索しました)というものと出会いました。
『なんだろう、このかわいい形の機械は・・・』と、まずはそのフォルムに興味を惹かれましたが 前と横方向に緑のレーザーが出てきて、それに合わせて大工さんが養生テープをはり、 壁の位置を決めていました。優秀な機械でした。
今回のリフォームでは、真ん中の部屋にベランダに行き来できる掃き出し窓をつけるため、 Lの字の形の部屋になります。レーザー墨出し器のおかげで、壁の位置取りが一度に正確に できるようです。本当に優秀な機械です。

同じ日に電気屋さんも入りました。

柱が立つと、部屋の大きさが見えてきます。
テレビを置きたい場所や、電気のスイッチの場所に印をつけ、配線を決めていきます。
ご自宅にいらっしゃった奥様と確認しながら、コンセントやスイッチの位置を決めていきました。
真夏の天井下は大変暑く、狭いのですが、電気屋さんはその中を軽快に動き、配線を引いてくださいました。
予定とは違う箇所にも、奥様のご希望でつけてくださりました。

④壁

石膏ボードをそのままつけることができる個所と、高さや横幅をきってつける箇所が出てきます。
材料の無駄をなくすために、計画的に切っていきます。
真ん中のお部屋は一番小さく、奥様のお部屋になるということで、 工事の途中で「狭いのかな?」と見に来てくださいましたが、掃き出し窓のあるおかげか、 「広く感じる!」と喜んでいらっしゃいました。
両サイドのお部屋も少し小さくなりましたが、既存の窓が多くあり、圧迫感を感じませんでした。

⑤床板

は替が必要な個所の床板をはがし、はり替えるために床の下地を確認し、補強などを確認します。
残した床板がある場合はその部分の床板の方向合わせます。

壁ができたことで、風の通りが悪くなってしまったことを、奥様が気にかけてくださり、 窓にカーテンをつけてくださり、エアコンも入れてくださいました。
大工さんが「カーテン、汚れるかもしれないけど大丈夫かな?」と、心配していましたので 奥様に確認したところ、洗うから大丈夫です、とお返事くださいました。
お気遣いいただきありがとうございます!

⑥コンセント、スイッチ取り付け

電気屋さんが来てくださり、コンセント、スイッチの取り付けを行います。

柱を立てたときに決めていたコンセントの位置が、壁を作ったことにより、明確な場所がわかりません。
電気屋さんが、なぜ、場所がわかるのか不思議でなりませんでした。
電気屋さんに伺うと、石膏ボードや板の裏側に隠れた電気スイッチボックスを探すための道具を使っていたようでした。
(金属探知機のようでした)

コンセント、コンセントプレートを付けていきます。

通常は、クロスをはってから、コンセントやスイッチをつけていきます。
(今回は、施主様がクロスをはることになっていたため、先につけています。)

⑦ドア

当社で作成したドアをつけていきます。
※工事に立ち会えなかったため、完成後の写真です。
柱の位置を施主様のご希望に合わせておりましたので、 当社で作ったドア、ドア枠を作成いたしました。

施主様がクロスをはってくださっており、真ん中の部屋は終了です。


⑧窓の取り換え

お子様のお部屋の既存のはめ殺し窓(FIX窓)を、縦すべり出し窓に交換いたしました。

最後に・・・

和室のお部屋です。施主様ご家族でクロスがはられていました。
3部屋分(2部屋は天井も)と廊下のクロスをはられるのは大変だったと思います。
大工さん、電気屋さんに奥様がクロスをはることをお伝えすると、石膏ボードのつけ方を工夫してくださったり、 たくさんアドバイスもしてくださいました。(心配もしてくださいました。)
明るく前向きな奥様で、アドバイスをしっかり聞いて質問される姿がとても印象的でした。


ご家族様それぞれのプライベートの空間ができました。
ご家族様にとって今回のリフォームが、よりよい生活の一つになることを願っております。